こんにちは。シルクハウス千葉店の高橋宰です。

気温が上がって湿度も高くなるこの季節、髪をまっすぐにして朝の時短したい方や、髪を綺麗に見せたい方に向けて、メニューやクーポンの選び方、オーダーの仕方についてご案内していきたいと思います。

1.縮毛矯正とストレートパーマ、どちらで予約を入れればいい?

 髪の広がりを抑えたり、うねりをまっすぐにしたい方は縮毛矯正、まっすぐにはしたくないけど癖毛を扱いやすくしたい方はストレートパーマを選択していただくとスムーズかと思います。

 多くの美容室では、アイロンで髪に熱を通す縮毛矯正と、熱を通さないストレートパーマでメニューを分けています。
 中には薬機法に基づき、薬剤によってメニューを分けている、カウンセリング後にメニューを決める、そもそもストレート系メニューが一つしかない等、美容室によっては事前の確認が必要な場合もあります。

 カットをされない場合、縮毛矯正で2時間半から3時間、ストレートパーマは1時間半から2時間ほどの行程となります。

2.ストレートパーマではまっすぐにならないの?

 アイロンなどの熱処理が無い場合に関しては、髪質によってはならない事があります。特にチリチリした波状に広がる髪質には不向きな施術となります。

 癖が強く髪をまっすぐにしたい方にとってはご満足いただけない場合もあるかもしれません。

 しかしメリットも多く、毛先の柔らかい質感やトップのボリュームを残したり、多くの場合、縮毛矯正よりも短時間で低料金、ダメージが少なくすみます。

 うねりのある髪でも、髪が細い方はこちらで充分な場合もあります。

3.縮毛矯正したいけどダメージが気になる


 うねりや広がりが無くなる分気になりにくいですが、縮毛矯正は髪にダメージがあります。

 シルクハウス千葉店では、髪質に合わせた薬剤選定、トリートメントによる前処理、中間処理、熱処理の調整によってダメージを最小限に抑える施術を行っています。
髪への負担を減らすためにストレートパーマやトリートメントのご提案もしています。

 結果的にカウンセリングのみになってしまっても、過度なダメージを負ってしまうよりはずっといいので、どうぞお気軽にご相談ください。

4.縮毛矯正やストレートパーマにおけるよくある失敗

①ストレート系施術のハードリピート

 同じ箇所に繰り返し薬剤や熱によるダメージを受けることにより、取り返しのつかないダメージを負ってしまうことがあります。

 毛先が真っ直ぐな場合は伸びてきた根元部分のみの施術が望ましいです。

 毛先の癖が元に戻ってきたように感じる場合、ダメージや酸化不足といった薬剤がらみのトラブルの可能性もあります。
 薬剤でストレートにするというよりは、トリートメントで広がりを落ち着かせる方が髪にとってはいいかもしれません。

 密なカウンセリングで担当の美容師とダメージレベルを共有する事が非常に大切です。

②ブリーチ等をした髪に縮毛矯正をかける

 ブリーチと縮毛矯正はダメージが大きくなりすぎるため両立が難しく、大抵の場合は美容師が施術を断りますが、黒く染め直したりカラーがしっかりと入っている場合は気づかずに縮毛矯正をかけてしまう場合もあります。

 インナーカラー、ハイライト等をされている方も縮毛矯正は避けた方が無難です。トリートメントや髪に優しい薬剤を用いて両立を試みる事もありますが、リスクの高い施術となります。

③ストレート系施術後にヘアケアをしない

 髪がまっすぐになるとダメージ感がなくなるので、ヘアケアを徹底しなくても見た目が綺麗になりやすいですが、良い状態を長もちさせるためにもヘアケアが重要になります。

 比較的しっとりするタイプのトリートメントをおすすめします。

 髪が薬剤によって柔らかく弱い状態になっているので、櫛やブラシでとかす時は優しく、髪を分け取りながらかける事をおすすめします。

④ストレート系施術の履歴がある髪に繰り返しカラーやパーマ、ほぼ毎日アイロンをかける

 既に縮毛矯正をされている髪へのパーマ施術は綺麗にかける事が難しいです。また、毎月美容室に行くたびに毛先まで髪を染める、毎日アイロンでしっかりカールをつけるという方は、切れ毛の原因になるので注意が必要です。

 白髪染めやスタイリングに関しては回数を減らすのは難しいと思いますので、白髪染めやカラーは可能な限り根本のみで済ませる、アイロンは低温でかけるなどの工夫が必要です。

⑤縮毛矯正後のスタイルチェンジ

 ミディアムからロングヘアをストレートパーマや縮毛矯正で髪をまっすぐに→1、2ヶ月後にショートヘアにするなどのオーダーはおすすめしません。
 長さがある場合はしっかりと癖がとれていた方が扱いやすいのですが、ショートの場合はある程度の動きや首や顔のラインに沿う毛先の柔らかさが重要なので、薬剤や熱処理を調整するためです。

 また、髪が急激に軽くなり、重みでおさまっていた根元の癖が目立ってしまう可能性があります。

 バッサリ長さを切ってショートやボブ等にしつつストレートパーマや縮毛矯正をかける分には問題ありません。

まとめ. 程よいストレートを目指して


 ストレートパーマや縮毛矯正で大切なのは、ただ真っ直ぐにするのではなく一人一人にあったくせの伸ばし具合、自然で扱いやすい髪の状態を作る事です。

 シルクハウスでは、カウンセリングでしっかりと髪の状態を観察し、一人一人の髪の状態にあった施術をさせていただけるよう、最大限努力致します。

高橋宰シルクハウス千葉店
高橋宰