マニキュアリストの中島です。
日頃から自分の手はケアでピカピカにするのが大好きな『ケア好きマニキュアリスト』です。
今日は『爪の基礎知識』をお伝えします。
ネイルが好きでも、爪の事については詳しくないな…という方もいらっしゃると思います。
少し専門的な知識を覚えると、ネイルの楽しさも変わってくると思いますので
是非、最後までご覧いただければ嬉しいです。
爪の基礎知識
■爪は何からできているのか?
■爪が伸びるのはどのくらいのペース?
■爪は呼吸している?
①爪は何からできているのか?
お客様から「カルシウムが不足して爪が欠ける」とご相談を受けることがあります。
爪はケラチンという繊維タンパク質からできています。カルシウムは主成分ではありません。
実は髪の毛の主成分もこのケラチンです。
ケラチンはアミノ酸の一種であるシスチンの含有によって、軟ケラチンと硬ケラチンに分けられます。 爪はシスチンを多く含んでいる硬ケラチンからできているために硬くなります。
爪は皮膚の付属器官で、硬さのある爪が指先を守る役割をしています。
②爪が伸びるのはどのくらいのペース?
爪は爪母で(そうぼ※爪の根元にあります)休むことなく作り出されているので日々伸びます。
手の爪の伸びるスピードは毎日0.1mm程度で、一ヶ月に約3mmほど伸びます。
季節では夏の方が代謝が良いので冬よりも伸びるスピードは速くなります。
5㎜以下の長さにすると爪は割れにくいとされています。
割れやすいと悩んでいる方は、長さを調節すると過ごしやすくなります。
2週間毎に爪の長さを整えると、爪にとっては負担が少なくキレイな状態が保てます。
ジェルネイルなどの付替え時期も、個人差はありますが2週間~4週間の範囲が理想的です。
自爪の方は、週に1回ファイルで整えると過ごしやすいと思います。私はこのペースで爪を整えていて、パソコン作業もネイルの仕事もストレスなく扱いやすい状態を保っています。
③爪は呼吸している?
「爪に何か塗ると呼吸できなくなる」と聞いたことはありませんか?
爪は呼吸をしていません。
爪の表面からは常に水分が蒸発しています(蒸散作用)
付け爪・人工爪(アクリル樹脂)を装着すると爪の水分の蒸発が妨げられ、自爪は弱くなります。
マニキュアカラーも長期間塗り続けていると、蒸散作用が妨げられて表面にダメージが出ることもあります。
乾燥しやすいタイプの方は爪の保湿を日常的に取り入れてください。ネイルオイルやクリームは持ち歩きが出来るので、カバンに入れて移動中に保湿する習慣がおすすめです。
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お爪や髪の毛は健康のバロメーターとも言われますが、
体調によって爪がボロボロになったり、髪の毛が抜けたりパサついたりということが起きるほど健康状態があらわれます。
爪の成分について知ることで、爪にとって嬉しい栄養素がわかるようになります。
・ビタミンA:ケラチンの形成を行う
・ビタミンB2:強い爪を育てる
・ビタミンE:血行促進によって爪にツヤを与える
・鉄分:縦線や凹凸などを予防する
爪は栄養補給の優先順位が低いと考えられています。
健康的な爪を育てたいときには【栄養摂取】【保湿】【ネイルケア】が大切です。
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自爪の事を知っておくと、ネイルを大切にすることができます。長く付けていたいジェルネイルもマニキュアカラーも、自爪の状態で変わるので『爪の基礎知識』を参考にしてみてください。
シルクハウス東急本店 マニキュアリスト 中島四季美
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ベーシックケアから様々なデザインアートも得意です。
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